obsidianにはユニークノートクリエイターといって、ノート名が重複しないようにいい感じにprefixをつけてくれる機能があります。obsidianは同一Vault内でのノート名の重複を認めていないので、これは大変便利な機能です。tmp3とかnotexxxとか雑な名前をひねり出す必要がなくなるわけです。
このprefixのフォーマットは自分で指定できるのですが、好きに決めてよいとなるとなかなか悩ましいものです。というわけで、今日は参考のために、僕が「これが一番美しい」と思っているprefixのフォーマットについて書きます。
プレフィックスフォーマット決定
早速ですがこれです。
「設定>ユニークノートクリエイター>ユニークなプレフィックスのフォーマット」に「YYYYMMDD(HHmm)_」と書きます。
こうすることで、例えば2023年の1月31日21時56分にノートを新規作成すると、20230131(2156)_とファイル名の先頭に自動で付きます。個人的にはこれが一番よいと思っています。
このフォーマットに決めた理由
ユニーク云々を考えなくても作成した日付は入れたほうが何かと便利だろうと思ったので、YYYYMMDDを入れることは最初から決めていました。また、あまりファイル名を長くしたくないので、余計な区切り文字もナシです。
ファイル名が長くなるにも関わらずその上でさらに(HHmm)を入れた理由ですが、以下の記事を見たからです。
Obsidian ユニークノートクリエイターは重複しそうになると番号を増やす (zenn.dev)
本当にありがたい記事で、たとえばYYYYMMDDとしたとき、2023年1月31日に複数のファイルを作成するとどのように番号が振られるのか?を検証されています。
この記事の例としては出てきていませんが、prefixをYYYYMMDDとして試してみると、20230131の次は20230201となりました(Obsidianが利用しているMoment.jsというライブラリだとこういう挙動になる)。
これだと、ユニークなprefixを振るという目的は達成されていますが、作成した日付をファイル名に残しておきたいという目的は達成されていません。
そこで、最後に(HHmm)を付け加えることで変に数字がインクリメントされるのを防きました。流石に同じ分に複数のファイルを作成することはないと思うし、もし複数作成された場合も、20230131(2156)の次は20230131(2157)となり、1分しかズレないので実用上まったく問題ないかなと。
文字数が増えてもカッコを付けたのは可読性のためです。20230131は読めても、202301312157は暗号に見える。よって区切り文字を入れました。
蛇足
ちなみにフォーラムでは上記の挙動について「ユニークノートクリエイターはあくまでユニークなprefixを振るためのもので、作成した時刻情報を残すためのものではない」というようなことをモデレーターが回答しています。
よってこの挙動はバグとして認識されているわけではなく、今後もずっと変更されないのかなと思います(それならデフォルトはUUIDとかにしておけばいいのでは?とちょっとだけ思ってしまったけど・・・)。
Zettelkasten plugin wrong date bug – Bug graveyard – Obsidian Forum
おわりに
以前自分のブログに公開していた記事の転載です。今でもこの方法でprefixを振っていて、なかなか気に入っています。
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