雑記:ObsidianのValutあたりのメモ数上限について

以前自分のブログに書いた内容を多少修正してこちらに移転しました。

メモ数上限についてググったのでメモを残します。

メモの数はあっという間に増えます。毎日3, 4個くらい作れば一年で1000個増える計算になるし、10年で10000個です。メモを最大いくつ作れるかというのは、ナレッジベースとして使い続けられるかどうかのポイントとして案外重要な気がしています。

ググってみた

ググったらフォーラムが出てきました。Obsidianはフォーラムが賑わっているので、気になることはたいてい他の誰かがすでに質問しています(しかし日本語の情報が少ない….. 国内のObsidianのユーザーは英語に抵抗のない方が多いのかなと思っています)。

Maximum Number of Notes in Vault – Help – Obsidian Forum

斜め読みした感じだと、以下の様子でした。

  • 1Valutあたりに明確な上限というのは存在しない
  • ただしあまりにも多いとファイル一覧の表示や検索、グローバルグラフビューなどが重くなる
  • どの程度重くなるかはPCスペックに依存する

肝心の「どのくらいまで増やすとどのくらい重くなるか」はフォーラムでも色々報告されているのですが、雰囲気としてはどうやら「数千くらいから検索や表示がちょっとずつ重くなり、数万まで増えるとグローバルグラフビューは重すぎて表示できなくなる」という感じのようです。

100,000個でパフォーマンスを検証した記事がフォーラムに投稿されていたので、以下にリンクを張っておきます。

Interlude: Obsidian vs. 100,000 – by Alexander Rink (goedel.io)

初回のインデックス作成にはかなり時間がものの、グラフビュー以外の機能に関しては驚くほどサクサク動くとのこと。記事内に動作の動画があるのだけど、たしかに全く重さを感じません(数千でちょっと重くなるというのもあまり感じないですね)。ちなみにこれはM1のMacbook Pro 2020で実験したらしいです。

同じ方が他の類似アプリ(LogseqとかRoam Researchとか)とのパフォーマンス比較もされています。Obsidianは相当速いようです。

TfT Performance: Interim Results – by Alexander Rink (goedel.io)

おわりに

PCスペックやテストデータに依存する部分が大きいので、自分が使っている場合にどれくらいで重くなるかハッキリしたことはわかりません。ただ、(グローバルなグラフビューを除けば)少なくとも数万くらいまではサクサク動きそうなのかなという印象です。

冒頭にも書きましたが、一日4個メモを作るとすると10年で15,000個くらいになります。メモ数が数万でもサクサク動くことを考えると数十年は持つ計算なので、よくある使い方ではメモ数が問題になることはそんなにないのかなと思いました。加えて、以下のようなことも思ったりします。

  • 数十年もあれば計算機の性能もだいぶ上がるはずなので、実質上限には達しないかも
  • また、二クラス・ルーマンが作ったメモも確か10万枚弱くらいだった気がするので、案外そのくらいが人間の限界かも

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