雑記:Obsidianをナレッジベースとしてずっと使い続けることが可能か考えてみる

以前自分のブログに書いた内容を多少修正してこちらに移転しました。

Obsidianではなくneovimを使うようにしたという記事を見かけて考えたことを書きます。

参考:すみません、もうObsidian使ってません…テキストエディタを乗り換えた5つの理由 | jMatsuzaki

たしかに、ナレッジベースを構築する際、そのシステムが恒久的に稼働するかどうか(あるいはいざとなれば他のシステムに引っ越せるくらい汎用的なフォーマットになっているかどうか)はとても大切です。
Obsidianはオープンソースのソフトウェアではありません。ソースコードがあるなら大概のことはなんとでもなりますが、Obsidianではそうはいかないわけです。

Obsidianを使い始めたときは深く考えていなかったのですが、毎日使っているうちに、これからもずっと使い続けていきたい気持ちになってきたので、一度真面目に考えてみた、という内容の記事です。

言うまでもないけど、この記事で他の選択を否定する意図はまったくありません。もちろんneovimを使うのも十分理解できるし、vscodeでも良いと思います。dokuwikiとかemacsもいいと思います。リンク先の記事でも、Obsidianを全く否定していません。好みの問題です。僕はObisidianが好きですが、それだけです。

Obsidianはスタンドアローンで稼働するか

ずっと使いたいと考えたとき、(極端なことを言えば)最低限気にしなければいけないのは「スタンドアローンで稼働するか否か」だけかなと思います。

ネットワーク通信が前提のシステムだと、サービス終了と同時に使えなくなる危険性があります。
たとえば起動時にライセンスサーバーとの通信でライセンス認証するようなサービスだと、サービス終了してサーバーが停止されたら起動できなくなってしまいます。スタンドアローンで動くようになっているなら、少なくともそういう心配はありません。

また、ネットワークから遮断された端末で稼働するなら、セキュリティアップデートが止まっても基本的にはリスクなく使い続けられるはずです。「Obsidian専用端末」を用意して、一切ネットワークに繋がず利用すれば良いのです(それが便利かどうかは別として…..)。

だからまず第一にスタンドアローンで動くかが気になっていたのですが、調べてみると特に問題なく動きそうでした。

Obsidianはプライバシー・ステートメントでネットワーク通信について触れていて、ものによっては必要に応じて通信をオフにできるとも書いてあります。

参考:Privacy statement – Obsidian

ネットワーク通信しない場合Obsidian自体のアップデートとテーマやプラグインの導入ができなくなりますが、それだけです(URLをコピペしたときにタイトルが取得できなくなったり、こまごまとした不都合はありそう)。
テーマやプラグインもUIからポチポチで導入ができなくなるだけで稼働はするし、致命的な問題は起きなさそうです。

実際通信をオフにして起動しても、普通に使えました。これでひとまず一安心です。

Obsidianを動かし続けることは可能か

仮にObsidianの開発が止まり、やむを得ずネットワークから遮断されたObsidian専用端末を準備して利用しつづけたとします。その際に心配になるのは、端末の故障です。初代Obsidian専用端末が壊れた時、二代目を準備することはできるでしょうか?

考えたほうがいいのはOSと、それが乗るCPUのアーキテクチャでしょうか。

まずOSについて。たとえばwindows12が発表された際、既にObsidianの開発が止まっており、「Obsidianはwindows12では動かない」という状況になったとします。仕方がないのでwindows11のObsidian専用端末を準備して動かす必要があるが、いつかwindows11の端末が手に入らなくなるかもしれません。

この問題に対応するためには、windows11のインストールメディアか、あるいはLinux用のObsidianを準備しておくと良さそうです。Linuxの場合、古いバージョンが手に入らなくなることはちょっと考えにくい。

次にCPUのアーキテクチャについて。Obsidianが動くOSを確保しておいたとしても、そもそもそのOSとObsidianが動くCPUアーキテクチャの端末が手に入らなくなったらお手上げです。
例えばRISC-Vがこのあと世界のデファクトになってx86-64を駆逐した場合、Obsidianを動かす端末の準備に苦労することになります。

これに関してはどうしようもないですが、ここまで世界に広まったx86-64の端末が(一般的ではなくなるかもしれないが)手に入らなくなることはちょっと考えにくいです。2023年になってもZ80のCPUが手に入るのだから、少なくとも数十年は大丈夫な気がします。なので、この点は妥協してもいいかなと思いました。

というわけで

すこし考えてみましたが、「ある日これまで作ってきたメモ群にアクセスできなくなる」ような事態はObsidianではあまりなさそうで、ひとまずは安心していいかなと思いました。

とはいえ現実問題として、「Obsidian専用端末を準備」しなければ行けない状況になってまでObsidianを使うかどうかは微妙です。そうなるとObsidianの開発が止まったら使うのをやめることになるし、それなら・・・ということでneovimとかemacsみたいなオープンソースを使う選択をするのはよくわかります。この点はまた今度考えてみたいと思います。

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