僕は2020年の1月から三年くらいNotionを使い、その後Obsidianに移行しました。
移行の理由は以下です。
- Notionの「チームで利用する」系の機能が気に入らなかった
- Obsidianが思いのほかいい感じだった
- WYSIWYGっぽくなっていた
- VIMキーバインディング(プラグイン込)の出来がよかった
超個人的な理由なのでほかの人の参考になるかは不明ですが、もうすこし詳しく書いてみます。
Notionの「チームで利用する」系の機能が気に入らなかった
基本的には気に入っていた
僕がNotionを使い始めた2020年の1月というのは、日本語化のずっと前、まだ無料プランにブロック数制限があったころです(それ以前は、macではQuiver、windowsだとvscodeか何かを使ってmarkdownを書いていた気がします)。
そのころからほぼ毎日利用しており、日々の作業ログや日記、大きなコードを読む際のメモなんかをすべてNotionに取っていました。
月額課金もしていました。毎月すこしお金を払ってもいいかなと思う程度に高頻度に利用していましたし、気に入っていたのです。
チームで利用するための機能が不要だった
Notionで唯一不満だったのが、チームで利用するための機能が存在したことです。
- コメント機能
- リンクの共有機能
- 権限管理の機能
僕はNotionをずっと一人で使っていたので、これらすべてが不要で、より心情を表すと、(かなり強い言葉ですが)目障りでした。
もちろん一人で使っても便利に使えるものなので、大きな不満があるわけではありません。ただ、自分がまったく使わない機能にそれなりに力点が置かれているのが日々の体験から少しずつ伝わり、なんとなく気持ち悪かったのです。
一言でいえば「音楽性の違いを感じていた」です。
Obsidianが思いの他いい感じだった
WYSIWYGっぽくなっていた
移行する以前からObsidianは知っていたのですが、当時はWYSIWYGっぽくなく、Sublime TextとかAtom、Visual Studio Codeみたいな従来型のmarkdownエディタという印象でした。
- 左側でプレーンなmarkdowonを書いて、右側でリアルタイムプレビューを見る感じです
- 当時はZetterkustenみたいなメソッドも特に知らなかったので、それだったら専用のソフトウェアを使わなくてもvscodeでいいじゃん・・・と思っていたような記憶があります
ところが2022年末ごろに触ってみたら、Obsidianもリアルタイムにプレビューしながら編集できるようになっており、かなりいいじゃん!となりました。
VIMキーバインディング(プラグイン込)の出来がよかった
ついでに設定を眺めていたら、vimキーバインディングを有効にできることがわかりました。
また(これが一番重要なことに)プラグインを入れれば、imap jk <Esc>できることがわかりました。jkでインサートモードから抜ける設定です。僕は小指の訓練が足りないので、これがないとvimが使えません。
Intellijにせよvscodeにせよjupyter notebookにせよ、エディタの類を入れる際に僕が一番最初に調べるのは、そして重要視するのは「vimのキーバインディングが使えるか否か」「jkでEscできるか否か」です(そういう人は多いのではないでしょうか……?)
Obsidianではできます。Notionではできません。諸々の印象を積み重ねてきた上で、これが移行の決め手になりました。
おわりに
本当はこういう記事を見たり、必要な機能の比較をしてまじめに移行したほうがいいのだと思うのですが、僕の場合は勢いで移行しました(なにか新しいことを始めたい時期だったというのもあります)。
とはいえ後悔も特になく、毎日気分よくObsidianを使っています。
移行してみて、改めてNotionの良かった点・Obsidianの微妙な点も感じつつあるので、それはまた別途書こうと思います。
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